のらぬこの日常を描く

ノージャンルのお役立ち情報やアニメとゲームの話、ソフトウェア開発に関する話などを中心としたブログです。

【ニンテンドースイッチ】独断で決めた3本の名作、2本の駄作

どうも、のらぬこです。

発売後ずっと品薄状態だったニンテンドースイッチですが、ここ最近ようやく品薄状態から脱却してきたようで、量販店やネット通販サイト等でも適正価格で見かけることも増えてきました。

転売屋にマージン払うのが嫌で購入をためらっていた方も、ネット通販や家電量販店に足を運んでみると意外とすんなり購入できるかもしれません。

僕も去年の11月頃に定価で購入し、いくつかのゲームで遊んできました。そのなかには、超名作!と感じたものもあれば、流行ってるみたいだけど正直全然面白くなかったゲームもありました。

今回は、完全な僕の個人的主観で、ニンテンドースイッチのゲームで、買ってよかったゲーム、個人的には微妙だったゲームをそれぞれ紹介していきたいと思います。

買ってよかったゲーム編

ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド

プレイ時間:230時間以上


ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 1st トレーラー

ニンテンドースイッチが買えたらまず最初に買おうって決めていたゲームです。

3D系のアクションゲームにはほとんど手を出したことはなく、そもそもアクション系のゲームは苦手です。ですが、ネットの評判が非常に良かったことと、他に欲しいゲームがフルプライスのゲームでは特になかったので、とりあえずこれ買っとくか的な感じで購入しました。

ちなみに僕、任天堂が開発した3Dゲームというと、3頭身ぐらいの赤い帽子に青いズボンのおっさんが、英語で奇声を上げながら敵を踏みつぶしてる感じのゲームしか知りませんでした。 なので、これも大体そんな感じなんだろうなーと思ってました、ゲーム起動するまでは。

だから、ゲームを立ち上げて、短いオープニングデモを見て、主人公(リンク)が眠っていた場所から、外に出たときはとても衝撃を受けました。

そこには、洋ゲーっぽいリアルさこそないですが、どこまでも広がる美しい世界が広がっていました。

さらに、グラフィックは綺麗だけどそれ以外が・・・的なゲームは過去いくつも見てきましたが、このゲームは違いました。

グラフィックも、音楽も、ゲーム性も、どこをとっても最高でした。 f:id:noranuk0:20180324195019j:plain

自由に移動できるオープンワールド

歩く、走る、しゃがんでこっそり後ろから近づく、そして、泳いだり、壁をよじ登ったり、さらに、シナリオを進めればパラセール(パラシュートみたいなもの)での滑空や、野生の馬を捕まえて乗る、等の手段で、広大なフィールドを自由に移動できます。

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スタミナの概念があるので、延々と泳ぎ続けたり、高い崖をひたすら上り続けるといったことはできませんが、繋がっているように見えるけど、実は見えない壁が・・・的な場所はありません。段差はよじ登ればいいし、川で隔てられていたら泳げばいい。

地形も様々で、火山近くのとても暑い土地、雪山の山頂付近のとても寒い土地、森や砂漠、平原等、それぞれに違った特色、違った敵が出てくるため、目的を忘れて世界をひたすら探検しているだけでもとても楽しいです。

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純化されているけど種類豊富なアクション

敵への攻撃手段も様々です。

たとえば、剣、弓(矢)で攻撃できるのはもちろん、盾で攻撃を弾き返したり、爆弾でダメージを与えたり、物を落としてダメージを与える等、色々な事ができます。

また、剣も弓矢も盾も、一度に何種類も持つことができて、簡単に切り替えることができるようになっています。

切り替え操作もさほど難しくありません。所定のボタンを押して装備パレットを出した後に、左右ボタンで使う装備を選択するだけです。

装備切り替えメニューを出している間は時間が止まってくれるので、落ち着いて操作することができ、慣れてくればとても快適です。

ジャンル的にはアクションゲームということで、シビアな操作が要求される場面もあります。ですが、メインシナリオクリアまでなら、アクションゲームが苦手な方でも、強い武器をどうにかして拾うとか、カバンいっぱいに回復料理を詰め込めこんでおけば真のエンディングまではしっかりと堪能できるようなバランスになっています。

ちなみに僕も、ラスボスは、ハートをほぼMAXまで強化して体力全快アイテムも5個くらい使って倒しました。

ただ、メインコンテンツはいいのですが、エキスパンションパックで追加される拡張コンテンツエリアはちょっと事情が違います。拡張コンテンツで追加されるエリアには、強い武器や回復アイテムなどの一切を持ち込むことができず、かつ、アクションが苦手な人向けの救済が存在しない(せめて休憩部屋でのセーブができれば・・・)ため、アクション苦手な方はクリアがとてもとても大変かもしれません。 エキスパンションパックは僕も購入したのですが、剣の試練(中位以降)がいまだクリアできず、未攻略のままとなってしまっております。

さて、話をもどしますが、バトル以外ではゲーム性とは関係のない無駄なアクション要素は極力省かれていたのも好印象でした。

例えば、川や湖で泳いでいる魚は捕まえて料理に使うことができるのですが、釣りという要素はありません。

じゃあどうするかというと、泳いで魚を追いかけて素手で捕まえるか、近くで爆弾を爆発させて、気絶して浮かんできたところをやっぱり素手で掴み取る、です。

僕は、釣り糸を垂らして十数秒待たされた後、魚が掛かったタイミングでボタンを押して(そのあとさらに釣り上げるためのアクションをこなして)魚を釣り上げる、というのをひたすら繰り返すアレがとても面倒で嫌いなので、こういう形にしてくれたのは有難かったです。

シンプルだけど深いシナリオと豊富なサブイベント

ゲームの最終目的は、復活した「魔獣ガノン」を倒すこと、です。

そして、その背後には、単に自由に冒険できるオープンワールドの世界、という以上に、長い歴史と壮大なシナリオが存在します。

序盤、チュートリアル+ゲームに最低限必要な要素の解放も兼ねたミッションはありますが、そのミッションが終われば完全に自由に冒険できます。 それも、完全にプレーヤーに丸投げではなく、一応、序盤に登場するおじいさんが、この後~~のほうに行けば、的なことを教えてくれるので、その通りにしてみると、なんとなく次に何をやってみるといいのかが少しづつ見えてくるようになっています。

世界中にいくつも建っている塔を目指したり、後述しますが世界中にいくつもある試練の祠と呼ばれるダンジョンを探したりしつつ少しづつ行動範囲を広げていけば、昔何が起こったのか、今何が起こっているのか、なんで自分はあそこで目覚めたのか、などが少しづつ分かるようになっています。本当に見事な演出です。

ガノン討伐を目指す、以外にも目標となることはたくさん用意されています。

例えば、ハート(HPの最大値)を増やしたり、がんばりゲージ(スタミナの最大値)を増やすには、攻略の証というものが必要になります。これは、世界中に100以上もある試練の祠(ギミック解除などの謎解きや、ガーディアンと呼ばれる中ボス的なモンスターを倒す等、様々な仕掛けが施された小さなダンジョンみたいなもの)を攻略することで手に入れることができるようになっています。

祠の近くに近づくと、センサーが教えてくれるのですが、マップに最初から表示されているわけではないので、探す楽しみ、クリアする楽しみの両方を満喫できます。

ほかにも、たくさんのサブクエストにチャレンジしたり、もてる装備アイテムの数を増やすための某アイテムを集めてみたり、出会ったモンスターや生き物を写真に撮ってコレクションしたり、目標として設定されたことはまだまだたくさんあります。

ちなみに、ひたすら同じことを何度もやってポイントをためると的な、いわゆる苦行クエみたいなものはありません(攻略必須ではありませんが、○○をいくつ集めて持ってきてほしいみたいなクエストはいくつかあります)。

本当に長いこと楽しめるゲームで、ニンテンドースイッチは持ってるけどゼルダは持ってない、という方も、これからニンテンドースイッチを買おうと思ってるけど、ゲームは何買おうか迷ってる方にもぜひともおすすめしたいと思います。

ヒューマンリソースマシーン(ダウンロード専用ソフト)

プレイ時間15時間以上


【Switch】ヒューマン・リソース・マシーン 紹介映像

このゲーム、タイトルだけ見ると、特に黒い会社系社会人エンジニアな方にはギギギって来るものがあるかもしれません。 内容は、簡易アセンブラ系プログラミングパズルゲームです。 何を言っているかよくわからないと思いますが、もう少しわかりやすく書くと、PUSH、POP、MOV、JNE、JBE、JMPなどの命令を使い、与えられたプログラムのお題を解いていくゲームです。 やっぱり分からないという方のためにスクリーンショットも貼っておきます。

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このスクショをみて、ああなるほどね、と思ったソフトウェアエンジニア気質な方でしたら楽しめるかと思います。

逆に、これを見て、?マークが頭に3つくらい浮かんだだけの方には正直あまり向かないかもしれません。

特に、エンジニアの方で、自分であれこれ考えてアルゴリズムを書くのが好きな人には非常に面白いと思います。 ただ、ググって出てきたコードをコピペ改変してものを作っていくタイプのエンジニアさんでも楽しめるかはわかりませんが(嘲笑)。

ちなみにお題の内容は、INPUTにわたってくる数字列を指定された条件で加工、フィルタして、OUTPUTに放り込むような感じです。

序盤は簡単ですが、終盤は(命令セットが貧弱なせいもあり)意外と骨があります。

そして、たとえゲームでも、自分が書いたプログラムが意図したとおりに動いてくれたらやっぱりうれしいです。

なので、一度始めるとなかなかやめられないし、一度クリアしたステージも、もうちょいステップ数(配置する命令の数)を減らせないかとかあれこれ考えてしまいます。

なお、このゲームダウンロード専用ゲームとなっておりまして、パッケージ版は存在しません。もし、興味持たれた方は、ニンテンドースイッチ内のストアからダウンロード版を購入してください。

マリオラビッツキングダムバトル

プレイ時間60時間以上


マリオ+ラビッツ キングダムバトル 紹介映像

マリオ(とその仲間たち)、ラビッツ(ユービーアイソフトのキャラクターらしい、よく知らないけど)がを操作してステージをクリアしていくタクティクスSLGです。

ステージごとに、マリオ、ピーチなどの最大8人から3人を選んで出撃させます。

ユニットにはレベルの概念はないため、出撃させないと経験値がもらえずレベルアップできない、そしてますます出番がなくなるという残念なことにはなりません。

HPはワールドをクリアするごとに固定で増加していきます(後述のスキルポイントでも若干増やすことは可能です)。 また、攻撃力=武器の攻撃力は強い武器を入手することで強化していきます。こちらは、ステージクリアで自動的に入手する武器と、ミニゲーム的な要素で開放される武器の2種類があります。 どちらも、攻撃力は同じ(武器の見た目と追加効果が違うだけです)なので、コンプリートとかこだわらないのであればミニゲームスルーでも大丈夫と思います。

マップのギミック的要素や、特殊攻撃の数、敵キャラ、ボスキャラの数も、多すぎず、少なすぎず、単純すぎず、複雑すぎず、よいバランスだと思います。

また、マリオはジャンプで敵を踏んづけてダメージを与えられる、ルイージは移動力が大きいけどHPが少ない、ピーチは範囲回復ができるけど攻撃の手数が少ない、など、各キャラクター、とても分かりやすい個性も持っています。

難易度は比較的高めです。本編ステージは、パーフェクト(誰も死なずに指定ターン以内でクリア)を目指すとそれなりに難しいステージもありますが、とりあえずクリアするだけならそこまで難しくはありません(それでも、とりあえず出撃して、近くの敵から順番に撃破みたいな通り一遍の戦略では攻略は難しいと思います)。

半面、シナリオ攻略には必須ではない「チャレンジステージ」はかなり歯ごたえのあるステージも混ざっていて、難易度の高いステージを戦略を考えながらじっくり攻略するのが好きな方も楽しめると思います。

ステージごとに、相性のいいキャラクター、相性の悪いキャラクターがあるので、このステージ難しいなと思ったら、出撃キャラを変えてみると意外とすんなりクリアできたりします。

ステージ数もシナリオ、チャレンジ合わせて100くらいあるのでかなり長いこと楽しめると思います。

僕も、60時間ほど遊びましたが、未クリアのステージが10ほど残ってる感じで、もうしばらく遊べそうです。

微妙だったゲーム

スーパーマリオオデッセイ

プレイ時間 10時間以上

そこそこの広さで細部までしっかりと作られた箱庭的3Dフィールドを、あちこち駆け回って進めていく3Dアクション系のマリオです。

スーパーマリオ3Dワールド(WiiU)はかなり楽しめたのですが、こちらは全然でした。

フィールドをとりあえず進んでいき、ギミックっぽい場所に出くわしたら近くの敵に帽子を当てる。 敵の姿になったらその敵の特殊能力を使ってギミックを通過する。

の繰り返しです。

敵キャラクターに帽子をあてると対象キャラに変身してその敵キャラの能力が使えるようになる、というのも今作のウリの一つらしいですが、自由に変身して、というわけではなく、各ステージ、ここではこのキャラに変身してギミックを通過してください、と言わんばかりに、いかにもな場所で、新しい敵がウロウロしていて、その能力を使ってギミックを通過して進んでいく感じです。

正直、あまり面白みがありませんでした。

また、各ワールド、寄り道をせずにメインルートのみを辿ってクリアすると、パワームーンの数が足りず先に進めなくなります。

先に進むには、少し頑張って寄り道をして、目立たない場所、わかりづらい場所に隠されたパワームーンを探さないといけません。

基本、とりあえずエンディングまで進めて、追加要素や探索は気が向いたらちょこちょこやるようなスタイルなので、正直とても面倒くさかったです(Wii Uのマリオも、ボスステージに進むには要所に隠してあるジェムを一定数集めないとダメとかいう要素が随所に埋め込まれていて、正直かなりウザかった)

また、コインを集めると、着せ替え衣装が買えたりするのですが、おっさんのコスプレとか全然興味ないので、そこもモチベーションが上がりませんでした(まあ、マリオだし、ほかにやりようがないというのもわかるんですが)。

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グラフィックは綺麗だし、せめてエンディングまでは見ようと思って、各種お助け機能、お助けキャラ等を利用して、エンディングまで残り3ワールドというあたりまではプレイしたのですが、結局そこでやめてしまいました。

スーパーマリオ オデッセイ - Switch

スーパーマリオ オデッセイ - Switch

ゼノブレイド

プレイ時間 10時間以上


ゼノブレイド2 Direct 2017.11.7 プレゼンテーション映像

ゼノブレイド(無印)が面白かったので、結構期待はしていたのですが、割と序盤で投げました。

ブログ記事やショッピングサイトなどでいろいろなレビューを見ることができますが、僕は中途半端なリアルと演出がダメでした。

ホムラ(PVで出てくる赤い髪の女の子)と合流して次の街にたどり着くくらいまでは楽しかったです。

でも、その街で、すごく萎える展開が待っておりました。

そこに到着後、とらわれた仲間を救出するために某施設に乗り込むシーンがあるのですが、施設内(室内)でも、時間は普通に経過し、朝になれば「おはようございます」、夜になれば「暗くなってきましたね」的なことを言ってくる仲間キャラ。待てコラ、屋内をずっと走り続けてたのにそのセリフはないだろう、と思いつつも,なるべく細かいことは気にしないことにしてプレイ続行。

しかし・・・

このゲーム、過去に行ったことのあるランドマーク(チェックポイント的なアレ)に、自由にワープできるシステムがあるのですが、仲間を救出し、あとは脱出するだけ、という状況だったので、施設の外にワープしてみたら普通にできました。でも、それでは脱出したことにはならないようで、イベントが進みません。

自分で歩き回って施設内の脱出ルートを探し、ギミックを解除して、製作者が意図した所定の出口に向かわないと話が進まないようです。

この中途半端な作りに嫌気がさして、モチベーションがなくなりました。

せめて、ドラクエでありがちな、「しかし、不思議な力でかき消された」の一文でも出てくればまだよかったのですが・・・・

Xenoblade2 (ゼノブレイド2) - Switch

Xenoblade2 (ゼノブレイド2) - Switch

Xenoblade2|オンラインコード版

Xenoblade2|オンラインコード版

最後に

微妙だったゲームに関しては、え?そこがいいんじゃないの?とか、そんなことで投げたの?とか、いやいや、もっとこういう良さがあって、とか色々と思われることがある方も大勢いらっしゃる思いますが(でなければ、あんなに売れないと思うし)、あくまでも、個人的な主観で書いていますと、一応申し添えておきます。

個人的には、ニンテンドースイッチ買ったら、とりあえずゼルダやって、遊びつくしてきたなーと思ったら、レビューや動画を見ながら、自分の好きなジャンルのゲームを選んでいけばいいんじゃないかと思っております。

半分以上がゼルダの紹介記事になってしまいましたが、最後までお読みいただいてありがとうございました。

この記事がどなたかのご参考になれば幸いです。