のらぬこの日常を描く

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【辛口】amazon echoとgoogle home 両方使って解った事は?【酷評】

どうものらぬこです。

これまで招待された人のみが購入できるようになっていたamazon echoシリーズの一般販売が、先日、ついに開始されました。

実は僕も、amazon echo の一般販売が解禁される数週間前に、amazon echo plusの招待メールをもらい、amazon echo plusと、ついでにgoogle home mini を購入し、なんとかうまいこと使えないかと、日々模索をしております。

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今回は、僕が使ってみた範囲の中で、それぞれのスピーカーシステムがどの程度使い物になるのか、ということを記事にしてみたいと思います。

スピーカーとしての品質

僕が持っているのは、実売180000円程度の amazon echo plus と、実売6000円前後の google home mini になります。価格帯が違いすぎるので、2つのスピーカーを音質で比較するのはさすがに無理があると思います。

音のボリューム感、広がり、音質など、どれをとっても、google home mini は amazon echo plus には敵いません。amazon echo plusがしっかりバランスの取れた良い音で鳴らしてくれるのの対して、google home miniは、頑張って鳴らしてはいるけど音場が狭くて低域が出ていないという感覚です。

ただ、google home miniの音質について、ネットの評判を見ると、結構ひどいとか、低音は出ないとか、音楽再生用に使うのは辛いとか割と酷評されています。ですが、正直そこまで酷くはないと思います。

その手のレビューを読んで、「ああ、液晶モニターのおまけでついている内蔵スピーカーレベルの音なんだな」と思っていたのですが、さすがにそれとは比べ物にならないくらいの音は出ます。確かに評判通り低音は出ませんし、同程度の金額で買えるオーディオメーカー製の有線/無線スピーカーには及びません。 そのあたりは、アシスタント機能の付加価値をどれだけ感じ取れるか、で評価が分かれると思います。

音楽ストリーミングサービス連携

音楽ストリーミングサービスは、amazon music(echo plan:月額380円でamazon echo シリーズ1台で amazon music unlimited の配信曲が聞き放題のプラン)と、play music(有料契約なし:自分の手持ち楽曲をクラウドに保存することが可能。保存した曲はgoogleアカウントでログインすれば google musicアプリなどから自由にストリーミング再生が可能)を利用しています。

初めに、有料プランで配信されている曲目についての話をします。

どの音楽ストリーミングサービスも大体事情は同じらしいのですが、日本の楽曲の配信状況は割とあまりよくありません。音楽ストリーミングサービスで配信されている曲がまだまだ少なく、「自分の聴きたい曲が自由に聴ける」というよりは「配信されている曲の中から自分の聴きたい曲を探す」という状態のようです。

また、僕のようなおじさん世代が中学~高校時代に聴いていたJ-POPの収録は特に少なめで、そういった期待を込めて配信曲を眺めてみると割と残念な気持ちになります。

また、最近の曲に関しても、配信されるかされないかは、権利を持っている会社などの意向で決まってくるようです。

流行っていようがいまいが、配信されるかされないかは、権利を持っている会社次第という事です。人気の出た曲や代表曲は入っているけど、マイナーな曲は入っていない、というわけではありません。

例えばSMAP(解散済)の曲は、検索してもオルゴール曲しかヒットしません。逆に、AKB48で検索すると、CDを大人買いする層に十分儲けさせてもらっているという先ずは大勢の人にたくさんの曲を知ってもらいたいという判断なのか、配信曲はかなり豊富です。

したがって、聴きたいアーティストさんにもよると思いますが、日本の曲を幅広く聴きたいのであれば、CDを購入するか、実店舗を構えたレンタルショップやネットのレンタルショップなどでCDを借りるか、中古ショップを漁るしかないのかな、という気がいたします。

amazon musicの使用感

スマホ向けに amazon music というアプリが公開されています。しかし、残念ながらこのアプリで聴きたい曲を探してamazon echo で再生する、ということは(おそらく)できません。chromecast / chromecast audio / google home から音楽を流すように指示することは出来るのに、自社のスマートスピーカーには対応していない(?)というのも、なんとも不可思議な感じです。

echoで音楽を再生するには、「アレクサ、~~な曲をかけて」と話しかけるか、amazonから提供されているスマホアプリの「アレクサアプリ」から再生するプレイリストを選ぶ必要があります。「朝に合う曲」「集中できるジャズ」「フィットネス中に聞くヒップホップ」など、時間やシーンに合わせてたくさんのプレイリストが用意されていますが、アレクサアプリから配信されている楽曲の検索などは出来ません。

一応、amazon musicアプリで作成した自分オリジナルのプレイリストの再生をアレクサにお願いすることはできます。ただ、お願いするには「アレクサ、ライブラリの○○のプレイリストを再生して」という風に少し回りくどい言い方をしなければなりません。シャッフル再生するには「アレクサ、ライブラリの○○のプレイリストをシャッフル再生して」と言う必要があり、ちょっとめんどくさいです。

また、amazon music の配信曲に関しては、年代指定やジャンル指定などもできるのですが、AIという割にはあまり賢くなく、例えば「2000年のJ-POPをかけて」といお願いは聞いてくれるのですが「1990年から1995年のJ-POPをかけて」というお願いは理解してくれません。ひいき目に見ても人工知能とは呼べない、人工無能の域はまだ脱していないという印象です。

play music の使用感

僕は有料プラン未契約のため、自分の手持ち楽曲の再生しかできません。そのため、ストリーミング配信曲を再生する際の使用感については書けないのですが、少なくとも amazon musicよりは使い勝手は良いと思います。google home (mini) のストリーミングプロトコルスマホからgoogle homeに音楽の再生をお願いするための通信手順)は chromecast/chromecast audio と同じ形のようで、google music等のキャストに対応したアプリからは、chromecast /chromecast audio に音楽をキャストするのと同じ操作で、google home にキャストすることができるようになっています。

また、音声でお願いする場合も、「ok google 、曲をかけて」と言えば、play musicに保存された楽曲ををシャッフル再生してくれます。ただし、手持ち楽曲のアルバム指定、アーティスト指定は出来ないようで、例えば「ok google 堀江由衣の曲をかけて」とお願いしても、「見つかりません」と返されてしまいます。アレクサにお願いする感じで、「ok google ライブラリの~~」とかいろいろ試してみましたが失敗に終わってしまいました。

声でお願いできるというのは思っていたよりも便利ではあるのですが、AIスピーカーというジャンルに期待して使ってみると、どちらのスピーカーも完成度的にはまだまだ発展途上と思えてしまいます。

その他、使ってみた機能

podcastの再生

僕は、週一回更新される「伊藤洋一のRound Up WORLD NOW! | ラジオNIKKEI」というコンテンツを毎週聞いています。

特定podcastの最新トピックの再生を声でお願いできるのか確認はしていないのですが、できたとしてもとてもめんどくさそうなので、僕は「podcast addict」というスマホアプリを利用しています。google製のデバイスへのキャストに対応しているため、スマホ操作で google home mini に再生指示を出しています。

天気予報

この程度は、どちらのスピーカーもそつなくこなしてくれます。もちろん、今日の天気だけでなく、今夜の天気や明日の天気も教えてくれます。 また、「明日雨降る?」などの質問にも、言い回しは異なりますが、どちらのスピーカーも「雨は降りそうにありません」などと答えてくれます。

スマホを探す

google homeandroid スマートホンの組み合わせなら、google home に「ok google スマホを探して」とお願いすると、スマホから音を鳴らすことでスマホの場所を教えてくれます。

同じようなことは、以下のサイトにアクセスすればPCからも実現できます。

https://www.google.com/android/find?hl=ja

しかし、出かける直前で急いでいるときなどは声でお願いした方が若干時間短縮になるかもしれません*1

そのほかできること

拡張機能のお話

あまり使いこんでいないため、紹介できることは実はほとんどないのですが、amazon echo はスキルという形で音声コマンドと応答のバリエーションを増やすことが出来るようになっています。

僕は「JR東日本」のスキルを追加しています。 「アレクサ、JR東日本常磐線各駅停車の運行情報を教えて」とお願いすると、平常運転なのか遅れているのかを教えてくれます。使いようによっては、遅延証明書もらえそうだし、多少遅れても大丈夫、等、家を出る時間の調整にも使えるんじゃないかと思います。

google home mini と amazon echo を繋げてみる

前述のとおり、amazon echo plus と google home mini を比較すると、当然 amazon echo plus の方が音がいいです。

amazon music の配信曲を聞く分にはよいのですが、手持ち楽曲の再生は、現状だと(ローカル保存された曲をplay musicに曲をアップロードしたうえで)google home mini から再生することしかできません。

実はつい先日、google home mini が外部のbluetoothスピーカーに対応しました。

そこで、amazon echo plus を google home mini のスピーカーに指定するとこで、google home mini から流れる曲もイイ音で聴けるようになるんじゃないかとおもって試してみました。

やりたかったこと

play music の曲も、amazon musicの曲もイイ音で聞きたい。

設定方法は割と簡単です。まず「アレクサ、ペアリングして」とお願いすると amazon echo がペアリングモードになります。続いて、「google home」アプリから、google home のデバイス設定画面を開き、デフォルトのスピーカーを設定メニューを選びます。リストアップされたスピーカーの中に amazon echo があるはずなのでそれを選択すれば完了です。

ただし、結論から言うと使い物になりませんでした。

google homeの音声出力先をbluetoothスピーカーに設定すると、bluetoothスピーカーの出力出力を常に占有した状態になってしまいます。

一度ペアリングしてしまうと、amazon echoで何かしようとしても、google homeに邪魔されて実質何もできなくなってしまいます。

例えば、「アレクサ、音楽かけて」amazon echo側で音楽をかけるなどの操作をして、amazon echo側からペアリングが解除されても、google home で音楽を再生している、していないにかかわらず、即再接続してきます。そうすると、amazon echo での音楽、音声再生が中断されてしまうのです。

google home まじウザすぎ・・・

また、音楽は amazon echoから流れてくるのですが、googleアシスタンスのナビゲーション音声はgoogle home 本体から再生されます。この音量バランスがとても悪いです。

google home は ナビゲーション音声と、音楽、bluetooth出力音のボリュームの個別設定できません。これはamazon echo も 同様です。どう調整しても、どれかの音が大きすぎたり小さすぎたりで、残念ながら使用可能なレベルには至りませんでした。

結局、今はほとんど使っていない ipod touchamazon echo plus に bluetooth常時接続し、手持ちの曲を聴きたいときは、ipod touchgoogle music アプリを立ち上げて、そこから再生することにしました。

ipod touchbluetooth 接続スピーカーで音楽を再生していても、相手(この場合はamazon echo)から切断されたら、音楽再生は停止されます。もちろん、すぐに再接続しにいくようなこともありません。そしてipod touchで再生を再開すれば、amazon echobluetoothで再接続してから再生を再開してくれます。普通はこういう動きするよねっていう挙動になっているので扱いやすいです。

少し余談ですが、iOS版のgoogle musicは、iOSのアプリ規約の都合上?アプリ内に有料版の契約案内などは表示されないため、僕みたいに有料契約はせずに手持ち音楽のストレージとして使ってる人にはandroid版のアプリよりすっきりしていて使いやすいかと思います。

どんな人にお薦めなのか?

アルバムやアーティスト主体ではなく、雰囲気で音楽を聴きたい人

いろいろなジャズが聴きたい、クラシックが聴きたい、ピアノ曲が聴きたいなどなど、気分やムードによって家の中で流す音楽を選びたい人にはお薦めだと思います。 あまり難しいお願いは理解してくれないこともありますが、「ジャズかけて」等と話しかけるだけで曲が再生されるのは確かに便利だと思います。 スマホなどで、アプリ立ち上げて聴きたいジャンルやプレイリストを選んで、出力先スピーカーとペアリングして再生、とかやるよりははるかに簡単です。

逆に、特定のアーティストさんの新曲をいち早く聞きたいとか、今期のアニメの主題歌を流したいとか、ゲームのサントラを聴きたいなど、聴きたい曲が聞き放題プランで配信されていない曲メインな方は、CD買うか借りるかするか、デジタルミュージックを都度購入し、スピーカーは普通の有線/無線スピーカーを買ったほうが良いんじゃないかと思います。

色々考えてみたのですが、やっぱり現時点では、これくらいかなー、という結論に達しました。

まとめ

AIスピーカーというのは面白い試みだとは思います。ですが、肝心の機能が未成熟であったり、音声コマンドの融通が利かなかったり不便な点も多く、現状のままだと、Playstation VR等と同様、アイデアもコンテンツも周辺技術も未成熟なまま、話題にはなったけど大して流行りもせず、徐々に記憶から消えていくようなジャンルになるんじゃないかと感じています。

Amazon Echo (Newモデル)、チャコール (ファブリック)

Amazon Echo (Newモデル)、チャコール (ファブリック)

最後までお読みいただいてありがとうございました。

*1:それ以前に家の中でスマホなくすとかどんだけー