のらぬこの日常を描く

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PCモニター購入で失敗した話

この記事は、Windows を使用されている方向けに、モニターを買うときに注意しなければならないこと について記載されています。

さて、唐突ですが、ClearTypeという技術をご存知でしょうか?

ClearType - Wikipedia

ものすごく簡単にいってしまうと、テキストを描画する際、液晶の特性を活かし、横方向のみモニター解像度の3倍の解像度で描画することができる技術で、WindowsXPから搭載されています。

Windows7以降では、標準で有効になっています(Vistaは知らない)。 一応、無効にすることもできるのですが、メイリオフォントなどは、この機能を無効にするとものすごく見栄えが悪くなってしまうため、実質必須の機能と思っていただいて良いと思います。

さて、Windows10をお使いの方であれば、下の様なダイアログをご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。

タイトルに「ClearTypeテキストチューナー」と書かれていますが、これは、ClearTypeの設定をユーザの環境に合わせて微調整するための設定画面です。

Windows7、8、8.1 にも同じような設定画面があったかと思います。

ところで、このダイアログに表示された2つのサンプルテキストですが、左右どちらのテキストが見やすいでしょうか。

PCでご覧になられている方であれば、おそらく、ほとんどの方が左のほうが見やすいと感じると思います。

右側は、文字の周囲に赤や青の滲みが見えると思います。

ところが、まれに、「右のほうが見やすい。左側は文字の周りに赤や青の滲みが見える。」というモニターがあります。

僕が最近購入したモニターがそれでした。

この、ViewSonic VX2858Sml というモニター、モニターとしてはとても良いモニターだと思います。

発色も良いし、ノングレアなのに曇った感じが全く無いし、何より画面サイズ28インチ、27インチよりも更に一回り大きなサイズです。

ただ、ClearTypeの設定が普通のモニターと違うんです。

何がまずいのか?

一般的なモニターと異なっていても、「ClearType テキストチューナー」を使えば、適切な見え方になるように調整できるので問題ないのでは?

確かにその通りです。ただし、この設定が、Windowsの機能、普段使っているアプリケーションで、不具合無く正しく動作していれば、の話ですが。

エクスプローラ等、Windows標準の機能でも、この設定が反映されていない箇所が存在します。

Microsoft以外のアプリケーションにも、この設定をきちんと見ていないアプリケーションが存在します。

例えばGoogle日本語入力Chromeアプリケーション全般(Chrome拡張機能としてインストールするアプリ)、Atom text editor などはこの設定を無視しているようです。

さらに、OSのせいなのか、何かのアプリが原因なのか特定できていないのですが、いつの間にかシステムのClearTypeの設定が初期化されてしまったことが何度もありました。

ただし、Windows機能については、気のせいかもしれませんが先日のアニバーサリアップデートでそこそこ改善されているような気もします。

モニターとしてはとても気に入っているので、改善されるといいなぁと日々感じております。